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『夏空のペルセウス』感想

いのしゅん

作品情報

タイトル:夏空のペルセウス
ブランド:minori
ジャンル:インタラクティブ・ノベル







minoriと言えば演出面が優れていると言うイメージですが、本作でも並みのゲームよりは優れていたのかなと。

グラフィックに関しては、物凄く綺麗ですし、目パチ口パチは完備。
これは、一枚絵でもちゃんと目パチ口パチがあります。

立ち絵で目パチやら口パチがあっても、一枚絵になったら動きがなくなるゲームとか割とあるんですけど、本作は自然に動いていました。

僕個人的な意見としては、小説じゃなくてゲームだから動きがあった方が良いと思うんですよね。

また、各ルートごとに違ったEDが用意されています。
まぁー、これで高評価にはなりませんが、キャラごとに合った曲が流れると感動の余韻とかに浸れますからね。

本作が好きな人には、加点要素になるんじゃないかと。

ただ、過去作に比べると演出面は落ちてる気がします。

本作も演出は優れているのですが、過去作を知っていると、少し物足りなさを感じてしまいますね。

『ef』シリーズはopも凄かったですけど、イベントCGが700以上と圧巻だったからなぁ…。

シナリオに関しては、『妹ゲー』という面が強いので、僕みたいな妹好きな人には、楽しめる可能性は高いです。

欠点としては、物凄く短い。

長けりゃ良いということではありませんが、不満が出てくる人もいるのかと。(ついでに自分は8時間で終わりました。)



妹について



遠野 恋(とおの れん)

お兄ちゃん曰く、生意気で、生活能力がなくて、いつまでも子供のような妹。
まぁーその通りです(笑)

この兄妹とある能力を持っていることにより、人間不信を抱いています。
特に恋ちゃんは結構凄い…。




恋『世界で信じられるのは森羅だけで、あとのことなんて、誰がどうなっても、どうでもいい』


とある能力というのが、触れることで他人の『痛み』を自分に移す力。

軽い外傷なら丸ごと自分に移すことができ、重い痛みは、少しずつなら肩代わりが可能。

幼少の頃に身寄りをなくし、その力ゆえに他人に利用され続けてきた兄妹。

親戚の家を転々とするものの、どこにいても力のことを周囲に知られてしまい、居場所を転々としていた兄妹が、本作の舞台、天領村(てんりょうむら)に引っ越してきます。

プレイ開始してすぐの会話で、妹の虜になってしまいました(笑)

恋『汗かいちゃった。早くシャワー浴びたい』

森羅『家まで我慢しろ』

恋『そりゃね。いくら森羅のお願いでも、ベッドの上ならともかく、ここで脱げなんて言われても困るわ』

森羅『からかうなよ』

恋『わたしは本気』



何ともギリギリな会話です。

実に素晴らしい(笑)

他にも、勉強が分からないから教えて欲しいと言う恋ちゃんが、

森羅『まぁいいけど、なにがわからないんだ?』

恋『子どもの作り方。実技で』

こんな冗談とも本気ともつかない会話が炸裂します。
しかし、友人たちはスルーしてますが、普通はもうちょい突っ込むのでは?(笑)

妹らしく生意気なとこもあり、ちょっとした会話から生まれるしょうもない喧嘩や言い合いがとても兄妹らしさを感じました。


以下ネタバレあり。




ルートに入ってすぐに、兄の森羅は妹の恋ちゃんに夜這いされます。
そこで結局、一線を越えてしまうという。

そして、本番での初体験を終えた後も妹の味に魅せられてしまい、兄は諦められるわけがなく、そのまま関係が続いてしまいます。

そして遂にヒロインである翠に、兄と妹が行為をしてるところを見られてしまいます。

ここで、主人公は狂ったかのように近親相姦をしていたのは、恋が主人公の理性を自分に移していたからというのが明らかになります。

よーは理性を奪われてたってことですね。

ぶっちゃけここら辺は、かなり不快でした。

兄は、単に妹を性欲処理の道具として使っているだけのようにしか感じませんでした。

まぁー理性を奪われていので、実際そうなんでしょうけどね。

主人公のモノローグでも、




一線を越えたことは理解していたが──それでも、まだ昨日のことは気の迷いだと思うところもあるからだ。


妹と一線越えたのに気の迷いって……。

しかし、兄を自分のモノにするためにここまでする恋ちゃんは、狂っていながらも、ここまで愛されてしまうお兄ちゃんが羨ましいと思ってしまいます(笑)

そして、これ以降は兄妹モノとしては割と綺麗です。

将来への不安や罪悪感をも超える大切なものを見つけた兄。
恋との近親相姦かバレてしまったので、最終的に村から出ていく駆け落ち、逃避行ENDになります。

二人だけの世界に逃げてしまう。
今まで逃げてきた兄妹ですからこの結果は、ある意味必然なのかもしれませんね…。

そして恋ちゃんは、どのルートでも存在感バリバリです。

特にtrueルートにあたる透香ルートは、ぶっちゃけ恋ルートよりも兄妹モノとして良かったように感じました。

透香ルートのピークは、恋ちゃんが持ってきます。




恋『森羅の幸せは、わたしの幸せだから』


このシーンは、助け合って生きてきた兄妹だからこその想いが書かれていて、グっと来ました。

この言葉に隠された恋ちゃんの想いを感じてください。



総評

恋ルート序盤は不快さを感じましたが、総合的には、短いながらも良い兄妹のドラマだったかと。

兄妹恋愛の茨の道を示してくれました。

翠以外のルートでは見せ場がちゃんとありますし、翠ルートでも単純にヤキモチを焼く恋ちゃんが非常に可愛い。

個人的には、恋ルートより透香ルートの方が兄妹モノとしては好きです。

うむ。これは完全に『妹ゲー』ですね。

しかし圧倒的に短い。
イチャラブ描写がもうちょい欲しかったかな。

とういう訳で演出面など含めトータルでは、良作といったところですかね。

妹、田舎、夏でピンと来る方はプレイしてみても良いんじゃないでしょうか。



良作。








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