『アイコトバ』感想
タイトル:アイコトバ
ブランド: あざらしそふと+1
ジャンル:マッチングアプリではじまる兄と妹の純愛AVG

完全実妹モノのエロゲになります。
血の繋がりならではの葛藤はありますが、周りはあまり干渉してこないので、兄妹二人の心理描写がメインになります。
ボイスに関しては、妹の卯月ちゃん以外無し。
システムは必要なものは全部揃ってるので不満点はありません。

木下 卯月(きのした うづき)
SNSでの名前は『夜空』
両親は7年前に他界。
昔は仙台で兄と一緒に暮らしていたが、両親が亡くなったので、祖父母に引き取られることに。
兄は、父方の祖父母に引き取られ大阪へ。
お兄ちゃんのSNSの名前は『タクミ』
『アイコトバ』というSNSアプリ通して『夜空』と仲良くなり、仕事で仙台に行くことになったので
『夜空』と直接会うことに。
そこで会ったのが妹の『卯月』だったってのが本作のあらすじ。

作中で、血の繋がったと言う表現あり。
否定するような材料も見当たらないので実妹で問題ないかと。
本作は、兄妹ならではの描写が素晴らしい。

子供の頃の思い出話は好きなんですよね。
仲が良かった兄妹だと分かり良きです。
七年間離れて暮らしてた兄妹ですから、こういう描写は普通の兄妹モノよりも大事な気がしますね。
他にも、
お兄ちゃんテレパシー。
このゲームホントちょくちょく過去の話入れてくるから、兄妹の会話が自分のツボを付いてくる…。
しかし甘々な展開だけでは無く、妹を好きになるのはイケないという兄の葛藤。
妹視点でも、兄を好きになってしまって苦しんでいることがちゃんと描写されてます。
√は3つ。
選択肢で妹に手を出すタイミングで分岐。
すぐ妹に手を出す√、最後の最後で手を出す√、最後まで手を出さない√(これがtrue)の3つ。
前2つは『夜空』『タクミ』として結ばれる感じになります。
恋人としてと言った方が分かりやすいか。
ED前で合流するのでEDは一緒。
兄妹としてではなく別人を演じるというのは、嫌な人もいると思いますが、兄妹二人が悩んでこの結論になったのですから不快感は無かったです。
ただすぐ手を出す√は、兄妹恋愛に悩んでたはずなのにあっさりすぎない?とはなりましたね。
そして、最後まで手を出さない『タクミ』と『夜空』の関係を捨てて、兄妹としての結ばれる√が個人的には1番好きです。

卯月『お兄ちゃん。わたしに一番足りないのは、勇気。もっと勇気が欲しいんです。だから……キスから先のことも……わたしに教えて欲しいんです』
キスの先をして欲しいという卯月に対して、兄の決断は実にカッコいい。
少し引用長くなってしまいますが許して下さい(笑)
うーん。カッコいい。
中途半端に恋をして妹を不幸にするのは嫌だというのが伝わってきます。
そしてその後、卯月がアイコトバのアカウントを消してしまい連絡が取れなくなり、自分にとって妹がどれだけ大切な存在か気づきます。
仕事を放り出して妹の元へ行き、プロポーズするシーンは実に良き。

拓未『僕と結婚してくれ』
この展開、妹を突き放しておきながらと思う人もいるかも知れませんが、僕はこれで良かったと思います。
好き同士の兄妹が結ばれるのは自然の摂理ですからね(震え声)
依存みたいな面もありますが、自分は兄妹というのはこれでいいかと。
あと、妹や祖父母のことを考えた主人公がヘタレとは僕は思いません。
兄妹らしい日常や会話、背徳や葛藤もあり絆も表現出来てて個人的には満足出来る作品でした。
妹の可愛さ、兄妹ならではの描写、兄妹の思い出、兄妹の絆、背徳感、自分の好みにヒット。
最近背徳感が薄い兄妹モノが多いので、そういう兄妹のドラマを求めているなら楽しめる可能性は高いですかね。
逆に背徳、葛藤なんていらねぇみたいな人には向かないのかと。
お兄ちゃんも、流石社会人というか。
流される場面が少なく好印象。
まぁー、それ故に卯月ちゃんが可哀そうに感じる場面もあるんですけどね。
非常に良い兄妹のドラマでした。
ブランド: あざらしそふと+1
ジャンル:マッチングアプリではじまる兄と妹の純愛AVG

完全実妹モノのエロゲになります。
血の繋がりならではの葛藤はありますが、周りはあまり干渉してこないので、兄妹二人の心理描写がメインになります。
ボイスに関しては、妹の卯月ちゃん以外無し。
システムは必要なものは全部揃ってるので不満点はありません。
妹について

木下 卯月(きのした うづき)
SNSでの名前は『夜空』
両親は7年前に他界。
昔は仙台で兄と一緒に暮らしていたが、両親が亡くなったので、祖父母に引き取られることに。
兄は、父方の祖父母に引き取られ大阪へ。
お兄ちゃんのSNSの名前は『タクミ』
『アイコトバ』というSNSアプリ通して『夜空』と仲良くなり、仕事で仙台に行くことになったので
『夜空』と直接会うことに。
そこで会ったのが妹の『卯月』だったってのが本作のあらすじ。

作中で、血の繋がったと言う表現あり。
否定するような材料も見当たらないので実妹で問題ないかと。
本作は、兄妹ならではの描写が素晴らしい。
卯月『わたしが泣いてたらお兄ちゃんがなくしたぬいぐるみを探しに行ってくれたんだよね。ちゃんと覚えてる。で、本当に見つけてきてくれて……』
拓未『持っていったら、また泣かれた』
卯月『それは嬉しかったから……も、もう子どものころみたいに泣き虫じゃないもん。昔のことばっかり持ち出してこないで』
拓未『持っていったら、また泣かれた』
卯月『それは嬉しかったから……も、もう子どものころみたいに泣き虫じゃないもん。昔のことばっかり持ち出してこないで』

子供の頃の思い出話は好きなんですよね。
仲が良かった兄妹だと分かり良きです。
七年間離れて暮らしてた兄妹ですから、こういう描写は普通の兄妹モノよりも大事な気がしますね。
他にも、
拓未『ああ、わかった。手をつなぎたいんだろ。子どもの時はよくつないでやったもんな。つないでやらないとすぐ迷子になったし……』
卯月『…………』
卯月『…………』
お兄ちゃんテレパシー。
このゲームホントちょくちょく過去の話入れてくるから、兄妹の会話が自分のツボを付いてくる…。
しかし甘々な展開だけでは無く、妹を好きになるのはイケないという兄の葛藤。
妹視点でも、兄を好きになってしまって苦しんでいることがちゃんと描写されてます。
√は3つ。
選択肢で妹に手を出すタイミングで分岐。
すぐ妹に手を出す√、最後の最後で手を出す√、最後まで手を出さない√(これがtrue)の3つ。
前2つは『夜空』『タクミ』として結ばれる感じになります。
恋人としてと言った方が分かりやすいか。
ED前で合流するのでEDは一緒。
兄妹としてではなく別人を演じるというのは、嫌な人もいると思いますが、兄妹二人が悩んでこの結論になったのですから不快感は無かったです。
ただすぐ手を出す√は、兄妹恋愛に悩んでたはずなのにあっさりすぎない?とはなりましたね。
そして、最後まで手を出さない『タクミ』と『夜空』の関係を捨てて、兄妹としての結ばれる√が個人的には1番好きです。

卯月『お兄ちゃん。わたしに一番足りないのは、勇気。もっと勇気が欲しいんです。だから……キスから先のことも……わたしに教えて欲しいんです』
キスの先をして欲しいという卯月に対して、兄の決断は実にカッコいい。
少し引用長くなってしまいますが許して下さい(笑)
拓未『僕は兄だ。妹の幸せを誰より願ってる。恋愛はその次なんだ。』
卯月『……!』
拓未『きっと大阪は僕たちの恋愛を理解してくれない。祖父さん達はどうだろう? わからない。でももし理解してくれる日が来るとしたら?』
拓未『理解してくれる人がいないならいないで仕方ない。でも例えば将来、僕たちで子供を作るなら、力になってくれる人がいた方がいい』
拓未『何より、卯月を育ててくれた恩人じゃないか。見放されるなら仕方ない。でも、こっちから簡単に手放して欲しくない』
拓未『少なくとも今はまだ、僕一人で卯月は支えられない。暮らすことはできるけど、選択肢は狭くなる。』
~中略
拓未『だから少なくとも、祖父さんの元を離れるまで── 少なくとも卯月がここを卒業するまでは』
拓未『僕は自分を律するつもりだ。その間に卯月にも見極めて欲しい』
卯月『……何を?』
拓未『卯月にとって、僕がどれくらいのものかということをだ』
卯月『……!』
拓未『きっと大阪は僕たちの恋愛を理解してくれない。祖父さん達はどうだろう? わからない。でももし理解してくれる日が来るとしたら?』
拓未『理解してくれる人がいないならいないで仕方ない。でも例えば将来、僕たちで子供を作るなら、力になってくれる人がいた方がいい』
拓未『何より、卯月を育ててくれた恩人じゃないか。見放されるなら仕方ない。でも、こっちから簡単に手放して欲しくない』
拓未『少なくとも今はまだ、僕一人で卯月は支えられない。暮らすことはできるけど、選択肢は狭くなる。』
~中略
拓未『だから少なくとも、祖父さんの元を離れるまで── 少なくとも卯月がここを卒業するまでは』
拓未『僕は自分を律するつもりだ。その間に卯月にも見極めて欲しい』
卯月『……何を?』
拓未『卯月にとって、僕がどれくらいのものかということをだ』
うーん。カッコいい。
中途半端に恋をして妹を不幸にするのは嫌だというのが伝わってきます。
そしてその後、卯月がアイコトバのアカウントを消してしまい連絡が取れなくなり、自分にとって妹がどれだけ大切な存在か気づきます。
仕事を放り出して妹の元へ行き、プロポーズするシーンは実に良き。

拓未『僕と結婚してくれ』
この展開、妹を突き放しておきながらと思う人もいるかも知れませんが、僕はこれで良かったと思います。
好き同士の兄妹が結ばれるのは自然の摂理ですからね(震え声)
依存みたいな面もありますが、自分は兄妹というのはこれでいいかと。
あと、妹や祖父母のことを考えた主人公がヘタレとは僕は思いません。
兄妹らしい日常や会話、背徳や葛藤もあり絆も表現出来てて個人的には満足出来る作品でした。
総評
妹の可愛さ、兄妹ならではの描写、兄妹の思い出、兄妹の絆、背徳感、自分の好みにヒット。
最近背徳感が薄い兄妹モノが多いので、そういう兄妹のドラマを求めているなら楽しめる可能性は高いですかね。
逆に背徳、葛藤なんていらねぇみたいな人には向かないのかと。
お兄ちゃんも、流石社会人というか。
流される場面が少なく好印象。
まぁー、それ故に卯月ちゃんが可哀そうに感じる場面もあるんですけどね。
非常に良い兄妹のドラマでした。
■評価
★★★☆☆ㅤㅤ良作。
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